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お知らせ & 妊活ブログ 2024年10月 2ページ目

AMH 0.01 妊娠 出産

こんにちは、
本日は AMH 0,01だった方が
妊娠、出産を終えたことをお知らせいたしますね。


目次
・AMH なに
・AMHでわかること
・当院の事例
・当院ではそれほど特別な症例ではありません
・まとめ
 
 
AMH なに
正式名称は「抗ミュラー管ホルモン」
 
卵巣の予備能力の目安となり、
卵巣内に存在している卵子の数を指標とします。
卵胞の質と関わりはないので妊娠率とは関係ありません
 
卵子のもとは原始卵胞といわれ
誕生後は200万個、思春期50万個、30歳後半2万個と減少します。
 
卵胞が発育し基本的には1つの卵胞が排卵します。
1回の排卵で約1000個の卵胞が減少するといわれ
閉経に近くなると残り2,000〜1,000個程度になります。
 
上記については体質が違うので個人差はあります。
 

AMHでわかること
A M H検査は血液中のA M H値を測定します。
検査は月経に関わらずいつでも受けられます。
 
値は常に変動していますので年齢を参考にした値から比較します。
低い値:卵子の数が少ないとして、妊娠する機会も少ないとします。
高い値:卵子の数が多いのですが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。
年齢相当:卵巣機能は良好
 
この検査により、今後の不妊治療の計画が立てやすくなります。
不妊治療の保険内で受けられます。
 

当院の事例
AMH値:0,01、妊娠出産を終えました。
その理由はあきらめなかったことと、必要なことを毎日実行
 
当院へ来院される前から病院へ通われていました。
AMHが低かったのですが、検査だけで治療も受けることなく
1年経過していました。
 
通常であれば標準検査後、すぐにでも対策をしないと妊娠する機会を逃してしまう
状況ですが、通われていた病院は検査のみでした。
 
お二人は不安で疑問に思っていたので、転院を話しました。
転院は検査を受け直すと思っていたようですが、そんなことはないことを説明し
お二人がよろしければ、ということで転お勧めしました。
あくまでも決めるのはお二人です。
 
その後、すぐ転院されました。
 
転院先は標準検査後すぐ、体外受精(IVF)に進み
4ヶ月後の採卵で1つ凍結されました。(2回目の採卵)
グレードは良好。
 
着床率を上げるとともに流産しない体つくりを3ヶ月間。
 
そして移植。
妊娠陽性反応(HCG:267)
 
その後も鍼灸治療を継続、つわり期間、中期、後期
身体の変化に合わせ、赤ちゃんの発育を促す治療をし、
無事に出産を終えました。
 
途中経過の活動をはしおっていますが、採卵期間と移植まで
睡眠と仕事の関わりをできる範囲で体つくりをしていました。
 

当院ではそれほど特別な症例ではありません
AMHが低いと医師から難しいといわれます。
(医師はエビデンスをもとにそのまま説明します)
 
妊娠は諦めないといけないような気持ちになり
妊娠は超難しい・・と思考が固定されていまします。
 
もちろん簡単ではありません。
統計では事実、妊娠率は低いです。
でも不可能ではないということです。
 
この時に大切なことは、
それでも妊娠できる知識と知恵
そして、こころの想いです。
 
精神論だけをいう気はありませんが、
妊活をがんばっている人ほど、こころのバランスを取らないので、
不安や心配が積もってしまいます。
 
まとめ
病院の検査は必要です。
その結果が何を示しているのかを知ることが大切です。

病院任せにして、言われるまま受診を
続けると機会を逃すことがあります。
 
病院を疑うということではありません。
妊娠、出産を可能にするのは、お二人だけです。
病院はきっかけを与えてくれるところです。
 
結果の意味がわかると一喜一憂することも軽くなります。
 
できれば、当院のような不妊治療専門から、
不妊治療のことを聞き、知識や改善方法を知ってください。
 
身体の調整、こころのバランス、仕事やご夫婦のあり方など
 
こころが変わると、行動も変わるんです。
それが妊活に生かされ希望が叶う機会がつくられるんです。
 
妊活で行き詰まったら、
知識と知恵、そしてあなたに必要な行動をしてくださいね。
 

多嚢胞性卵巣症候群 PCOS


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性のホルモンバランスに影響を与える
一般的な内分泌の問題です。

 
PCOSについての概要
・診断
・説明
・治療
・改善策
・心の安定
・鍼灸の治療
 
 
PCOSの診断
 一般的には、以下の3つのうち2つ以上が確認されると診断されます。
 
1、 月経不順:月経周期が25日以下または35日以上。年間に8回未満の月経。
2、男性ホルモン(テストステロンなど):高値またはLH高値かつFSH正常値
3.、卵巣の超音波検査:卵巣に10個以上の小さな嚢胞が見られること。
 
 不妊の方の約8%にみられます。
 女性ホルモン、男性ホルモン、その他のホルモン値を生理中(生理後3〜5日以内)に検査します。

 
PCOSの説明
PCOSは、卵巣に多数の小さな卵胞が形成されるのが特徴です。
以下のような症状を引き起こすことがあります:
- 月経不順、無月経
- 不妊
- 肥満
- 多毛(顔や体の毛が増える)
- ニキビやふきでもの
- 血糖コントロール不安定

 
PCOSの治療には、以下のような方法があります。
 
1. ホルモン療法:
経口避妊薬(ピル): ホルモンバランスを整え、月経周期を規則的にする。
プロゲステロン: 月経を誘発するために使用されることがあります。
 
2. インスリン感受性改善薬:
インスリン抵抗性を改善し、体重管理や月経の正常化に寄与する。
 
3. 排卵誘発剤:
妊娠を希望する場合に排卵を促すために使用される。(クロミフェンやレトロゾール)


改善策(PCOSへのアプローチ)
 
1. 生活習慣の改善:
- バランス良い食事/血糖値のコントロール(低GI食品)
- 運動(有酸素運動や筋力トレーニング)
- 体重の管理(体重を減らす)
 
2. 医療的アプローチ:
- ホルモン療法(ピルなど)
- インスリン感受性を改善する薬
- 不妊治療(排卵誘発剤など)
 
3. こころのアプローチ:
心理的なサポートを受ける、PCOS知識を知る、継続的なサポートを受けることで、
不安や普段のストレスを軽減しながら妊活することができます。

 
心を安定させる方法
PCOSは身体的な症状だけでなく、精神的な影響も及ぼすことがあります。心を安定させるためには
- ストレス管理: ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーション技術を取り入れる。
- サポートネットワーク: 家族や友人、専門家とのコミュニケーションを大切にする。
 趣味や活動:自分の好きな
 
 
鍼灸治療の役割
PCOSへのアプローチには3つ
・卵巣がホルモンに対して正常な反応に回復。そのためには血液の流れをスムーズ。
・ストレス解消のために自律神経調和
・妊活の知識とこころの安定。不安の軽減
 
1日も早く、希望が叶うよう願っております。 

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