結婚すれば子供はすぐに授かるはず!
そう思っていた方こそ不妊治療の基礎知識や体を健康に保つために実践すべきことを知っていただいて、赤ちゃんを授かる準備をしっかり行ってください。
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お知らせ & 妊活ブログ 採卵: 2024年11月
38歳 採卵できない
4年間病院へ通い、来院された方
これまで
採卵は8回、一度も凍結できないでいました。
採卵は1つの時もあれば、3つの時も
ひとつも取れない時もありました。
変性卵や、成熟しないこともよくあり
このままでは・・・
何かしないといけないと思い
当院へいらっしゃいました。
採卵までの経過は
生理3日目のE2の値は34pg/ml
基準範囲
9日目のE2の値は172pg/ml
12日目のE2の値は198pg/ml
この数値から卵胞の発育をみたときに
生理直後の卵胞は順調に育つようにみられます
後半になると卵胞の成長にブレーキがかかり出している
のが想定できます。
そして、採卵前日
卵胞の状態は大きくなっていません。
採血はしない期間ですので大きさで判断する時期です。
患者さんの特徴は
生理日8日目あたりから卵胞の成長がスムーズでないケースになります。
体質によって、卵胞の発育の仕方が違うことをご存知でしょうか。
前半は順調だけど後半に育たなくなる
前半をゆっくりだけど、後半一気に成長する
排卵までの卵子の成長がゆっくり
それぞれ卵胞の成長の仕方が違います。
患者さんはこれまで、自分の卵胞の発育状況を
知りませんでした。
検査数値の用紙をもらわずに、口頭だけで
それも良い、よくない、と言われるだけでした。
良いと言われると、安心するし、いいならいいかと
思われるでしょう。
しかし、良いとしても何が良いのか
大切なことは、良いと言われ採卵までの過程を
知ることです。
4年間、自分の卵胞の成長するホルモン値や大きさを知らないで受けていました。
口頭で聞いていたのでメモは取っていましたが
それが卵胞の成長と関係する考えはありませんでした。
これからは病院へ言って用紙をもらうようにしてもらいました。
鍼灸を開始して2ヶ月目、ホルモン値の変化が見られ、生理後の後半
の卵胞の成長が順調にいく値がでていました。
そして、1つ凍結
グレードは4BB
それから移植に向けて鍼灸治療9ヶ月目
身体の変化が見え始め、本人も移植したいと希望があり、
仕事も忙しい時期ではないので、移植に踏み切りました。
そして、妊娠反応
移植までの期間については詳細にお伝えできませんが
卵子の質と精子の質を上げるため
とにかく、やれることをやっていただきました。
まとめ
38歳ですのでゆっくりはしていられません。でも焦ってはいけません。
ここまで苦労された方ですし、採卵ばかりしていると
卵巣機能も低下してしまいます。
できる限り採卵の回数は少なく、
元気な受精卵をつくることを一緒に共有しながら活動しました。
卵胞の成長は個人個人違います。
生理から排卵までの卵子の成長過程は知らないで
採卵している方は、検査用紙をもらうまたは数値を聞いてくださいね。
病院の良いところは検査が数値でわかることです。
数値がすべて卵胞の発育と関係するわけではありませんが
採卵できない理由がわかる可能性はあります。
あなたの卵胞発育の特徴を知ってくださいね。
授かりたいのに授かれない人をゼロにする
(蓮田メディカル針灸治療院) 2024年11月18日 21:26
採卵の数は多い方が良い?
生殖補助医療(ART)の治療のひとつ
体外受精(IVF)
IVFで一番大変なのは
「採卵」です。
受診し、服用しながら自己注射をしながら卵子を生育
採卵の少し前の受診、スケジュールが決まり採卵日を向かえる。
当日はご主人と病院へ、または精子を持ち込み、
精子に影響ないように出来る限り早く病院へ持参。
そして、診察待ち
採卵は痛みを伴うことがある(数が多いと腫れる)
そして受精の段階へ。
大まか一通りの流れをみても
いくつもの段階を踏みながら、採卵日を迎えます。
経験した方は多くいらっしゃることでしょう。
仕事を休んだり早く終えたりとする場面もあったでしょう。
こんなに頑張ったんだから、採卵は多く取りたくなるものですよね。
それが自然だと思います。
病院の治療方針によりますが、なるべく多く摂ることが推奨されます。
もちろん、AMHの値が低いとか、低刺激の病院は
多く取ることはいたしません。
そして、
多く取れた方の妊娠率は上がると一般的には思われています。
確かにその一面はありますが、
そうとも言えないことがあります。
強刺激により10〜15個育ち、採卵されたのは10個、
その10個の内容はそれほど良くないことがあるからです。
受精卵にグレードをつけたとして
A Aふたつ並べば妊娠率は高いでしょう。
しかし、AB、BB、BC、ですとそれぞれに違いが出てしまいます。
10個のうち、グレードが良いのが1つだったら、
妊娠率は決して高くはありません。
そして、卵巣の負担が大きく卵巣機能が低下する可能性があります。
採卵は卵巣に大きな負担をかけます。
そして、移植にも回数制限があるので、10回移植できるわけではありません。
回数の中で妊娠することを考えないといけないんです。
自費を覚悟していれば、いいのですが・・・。
そのために、大事なことは
「受精卵の質」です。
1〜2つの凍結卵の質が良いと、妊娠はスムーズにいくことが多くあります。
一般的にたくさん欲しいと思いがちですが
もう一度、妊娠そして出産を終えられるには、どのようにすれば
希望が叶うのか考えてもいいかもしれませんね。
一番良いのは
質が良い受精卵をたくさん凍結できることです。
そうすれば低回数の移植で妊娠をする可能性が上がります。
採卵日に向け、頑張って、採卵して精子の質が良い
受精卵を凍結できれば、あとは移植だけ。
ひとつひとつが大切なプロセスです。
採卵の3ヶ月前から、体質を変えることをしてくださいね。
焦らずに、毎日を悔いなく活動、楽しく過ごす
これを続けると結果がついてくることを
当院は経験しています。
まとめ
強刺激で多く採卵することは体の負担は大きくなります。
病院の考えはたくさん取れるようであれば、取れるように治療をします。
質の良い受精卵を多く凍結できることが一番望ましい。
そして、
妊娠率を上げること、流産をしない体つくり、
病院の治療効果を上げる
このことを意識して
毎日の妊活を悔いのないようにしてくださいね。
応援しております!
授かりたいのに授かれないご夫婦をゼロにする
(蓮田メディカル針灸治療院) 2024年11月 4日 21:14
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