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お知らせ & 妊活ブログ 妊娠: 2022年9月

【不妊の原因】(栄養編)

不妊の原因(栄養編)

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半年ほど病院へ通い結果がでないと、
食事や栄養を気にしたことはありませんか?

栄養は身体の源となるので、関係があることは確かです。

漠然と体によさそうなものや、
血流を良くするといわれる食材など、
食べたりはするけど
本当に効果があるのかよくわかりませんよね。

妊活中に栄養を気にしたことがある方も、ない方も
不妊と栄養のお話をぜひ読んでみてください。

妊娠へのきっかけになるかもしれませんし、
子育てにも役立ちます。


【目次】
・不妊になってしまう栄養の取り方
・こんな取り方は効果が望めない
・妊娠するためにおさえておきたい栄養
・まとめ


不妊になってしまう栄養の取り方

バランスよく栄養は取りたいけど、なんだか難しそう
炭水化物は太るから少なめに 肉より魚をよく食べましょう、
というけど水質汚染を考えると魚もどうかな?

いまや情報は盛りだくさん、混乱するばかりです。
本当に必要なものは何なのかわからなくなってしまいます。

これを食べたら不妊になる。
これさえ食べれば妊娠できるなど

そういった言葉についつい、ひかれてしまいますよね。

でも、なんとなく感じていることと思います。
「これさえ食べれば妊娠できるものは・・・ないことを」
妊娠は一時の食事や栄養でどうにかなるものではありません。
なので、不妊になってしまいがちな栄養の取り方は ひとつの栄養が原因ということではなく、
いろんな栄養素を体に適時、適量分、 摂取していないからです。

炭水化物が多い食事
野菜のみでタンパク源がすくない食事
毎日、肉が中心の食事 晩酌しながら炭水化物を食べない食事
サプリで補っているから大丈夫 自然食材にこだわりすぎる食材の食事

ここで、間違っていただきたくないのは、あなたが毎日食べている栄養がよくないという ことではなく、
違った視点からの栄養素もあることに気がついてほしいのです。


こんな取り方は効果が望めない

不妊を改善するための栄養素はたくさんあります。
少なからずひとつはあなたも食べてい るではないでしょうか

ここで注意していただきたいのは、
自分に必要で、良いとされる栄養素を積極的に取り入れ過ぎてしまうことです。

例えば、ビタミンEです。
脂溶性なので体内に長く滞在します。
代表的なものはオリーブオイルやアーモンド、アボガドなど。
これらをいつも料理に入れていると過剰摂取になり水溶性のビタミン(C,B)などの蓄えができなくなります。
ビタミンのバランスが保てなくなります。

せっかく身体のために食べたのに、それほど効果が望めません。
栄養素が偏ることに注意しながらたべましょう。

ちなみに、ビタミンEはビタミンAとCの食材と一緒に取るといいですよ。
では、どんな栄養素がいいのでしょうか?

妊娠するためにおさえておきたい3つの栄養

動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄があり、動物性のほうが吸収率は良いです。  
全身に酸素を送る作用があるので、卵巣や子宮にも酸素とともに栄養を送ってくれます 。  

食材:なっとう、アサリ、濃緑色野菜、ひじき、鳥レバー、卵黄、 ビタミンCと一緒に取ると吸収率はアップ   
女性は月経1回につき30~60mlの出血があり、20~30mlの鉄分が失われます
摂取量 男性10mg 女性12mg 妊娠時期にも必要なので、貧血気味の方は少し貯蓄しておきましょう。

ビタミンB群(葉酸)
ビタミンBはたくさんありますがここでは葉酸を中心に紹介します。
細胞の分裂や再生を促す作用と粘膜も作成する。
酸素を送るので貧血予防にもなります。

食材:鳥レバー・サーモン・ほうれん草・枝豆・ブロッコリー・アスパラガス
1日の摂取量は男女とも200㎍ ビタミンCとB12を一緒に取りましょう。
妊娠後も赤ちゃんにとても必要な栄養素ですよ。

ビタミンE
  脂溶性で活性酸素の発生を抑制します。
若返りのビタミン 性ホルモンの生成を補助。
血管内の内壁を守るので血流が無理なくスムーズになります。

食材:オリーブオイル、アーモンド、ウナギ、卵黄、緑黄色野菜
ビタミンA、C、と一緒に取ると肌が元気になります。
1日の摂取量 男性8mg 女性8mg 特に、冷え性の方にはおすすめ。


まとめ

妊娠体質には、特別な食材よりも、スーパーにおいてある食材でバランスを考えよう。
こだわりすぎないこと。

鉄・葉酸・ビタミンEをとりましょう。
妊娠するための栄養ではなく、生まれてくる子供への食育にも役立つことを忘れないで 栄養を考えてください。


― あなたらしい妊活で、心と身体が豊かな人生を応援 ―

冷えを改善するためにやってはいけない3つのこと

こんにちは、蓮田メディカル針灸治療院の生沼です。

当院は不妊治療を目的をする患者さんが多く来院されます。
少しでも患者さんの役に立てるよう記事を書きました。
参考になれば幸いです。

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【目次】
・冷えを改善するためにやってはいけない3つのこと(蓄熱と汗)
・冷えを改善するにはどのようなことに注意したらいいのでしょうか?
・自宅でできること
・まとめ

冷えを改善するためにやってはいけない3つのこと(蓄熱と汗)

まず、やみくもに温めると、体にいいことはありません。
体が冷えて不妊に悩んでいる方はとても多いです。
治療に来られている方の約8割の方は冷えを実感しています。
実際に、手足の先を触れてみると冷たいですね。
もしかして、

冷えてはいけないと思い、こんなことをしていませんか?
・いつも重ね着をしている。
・靴下を2枚はいている。
・卵巣や子宮を冷やしてはいけないと思い、ホッカイロを常にお腹に貼っている。


これは温めているように感じますが、
逆に冷えを悪化させている要因になることをご存知でしょうか?

過剰に温めることはかえって卵の質や子宮の働きを弱めています。
冷えにはこんなことに注意してください。



冷えを改善するにはどのようなことに注意したらいいのでしょうか?

卵はもともとタンパク質でできています。 タンパク質には適切な温度があります。
人間は常温動物ですね。
やみくもにいつも温めていると過剰に体の内部で蓄熱が起こり暑くなってしまいます。

1、お腹にホッカイロを貼る(夏の時期はクーラーで冷える場合につけます)
2、靴下を履いて寝る(湯たんぽ)
3、冷えないように厚着を心がけている(基本貼らない)


これらは、一般に良いと紹介されているケースですが、一概にあなたに合うとは限りませんので注意が必要です。
温めると冷える 体温は脳の体温調整中枢で行われています。
暑ければ皮膚の血流が増え発汗して調整します。
寒ければ筋肉を収縮させて熱を体から出さないように保温します。
皮膚やあらゆるところから脳に信号を送り、熱産生と放散、保温の働きの指令がでます。

例えば
厚着をして常に体が温かいと脳は体が温かいと感じて、熱は産生されません。
さらに、そのまま厚着をしていると、体が適温を超えて暑くなり、発汗して体温を下げようとします。
この状態が日常となると、体の内部は暑いので、常に冷やそうとする作用がおきてしまいます。
また、靴下を履いて寝ると足に汗をかく、お腹のホッカイロを貼るとお腹に汗をかくなど 服のなかでは汗によりかえって冷えています。
ひと工夫で冷えをなくそう 体温は、産生、放散、保温のバランスです。
卵巣や子宮に無理なくスムーズに働ける環境つくりがポイントです。



自宅でできること

1、ゆるゆるの腹巻で骨盤内は適温に(夏の時期はクーラーで冷える場合につけます)
2、靴下は履いて寝ない。
3、ホッカイロを使用する場合は腰につける(常に貼らない) これらを適宜使ってみてください。




まとめ

温めることはよいことです。
常時、温めていると体の内部で蓄熱され卵巣や子宮の働きが低下します。
温め過ぎることで汗をかき、かいたところは冷えます。
体を温めることは大切ですが、あなたにとって適温なのかもう一度考えてみましょう。
お風呂は湯船にはいり、ゆったりと温まってください。
長風呂は注意ですよ。
冷えの改善には体の中から温めることが必要です。

当院の鍼灸施術は、ツボの刺激により血流が元気になり、体の内部から温める作用を考えて治療しています。
不妊治療でお困りやお悩みがあるときはお気軽に当院までお問合せください。



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