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採卵前にしておくこと


採卵周期になると、
服用、注射、貼り薬、をして
卵子の成長を促し、採卵日を向かえます。
 
通常であれば、いつもと変わらずに当日を向かえられると思いますが
少しでも質の高い卵子をと思うでしょう。
 
何もしない方がほとんどですが
それは方法を知らないからですね。
 
当院を受けている方も、知ると実践して
よかったと言われます。
 
 
ギリギリまで、できることをするとしたら、
実践してみてください。
 
気がのらない時は、何もせずにしてくださいね。
 
 
その方法は
身体こころの両方です。
 
基本的には、3ヶ月前から整えることが望ましいのですが
今日は採卵周期に入り最初にしておきたいことを
お伝えいしますね。
 
紹介する方法は
「血流」をテーマにしました。

卵子の成長を促す
ホルモン作用の効果を上げることです。
 
「運動」
階段を利用しましょう。
エスカレーターやエレベーターは使用せずに、
回り道をしてでも階段を利用します。
 
特にくだりの階段は筋肉の刺激が高いので、血流に勢いがでます。
 
登りは一段飛ばしてみましょう。
あげた足は踵から階段に置き、後ろの足は軽く蹴ります。
 
一段の差が高い場合は安全面からして無理をしないでください。
 
一段飛ばすと
ふとももの刺激と膝を痛めない(踵からつく)、
そして腰を適度に左右に動く運動になるからです。
 
膝や腰に不安がある方は、ひかえてくださいね。
 
この運動は腰から下を動かすことで足の血液循環を促し、
その流れを腹部に送ること。
卵巣、子宮にたくさん血液を送りましょう

 
「こころ」

自律神経に負荷をかけずに調整しやすい日を過ごします。
普段は交感神経が優位になっていることが多い現代社会。
副交感神経を優位にする時間をつくります。
 
卵子の成長は自律神経のバランスが大切です。
交感神経ばかりの時間が多いと、卵子の成長にブレーキがかかります。
 
副交感神経の時間をつくり、
自律神経の働きをスムーズにすることで、卵巣の働きが元気になります。
 
日常、お仕事やプライベートでストレスがあたりまえのようにある方は
特に意識して、この時間をつくらないと
交感神経優位のまま、採卵日を向かえてしまいます。
 
交感神経が優位になった自覚症状はないので、気がつかないところです。
そのため、意識しないとわかりません。
 
卵子の成長と質に関わるところなので、毎日の生活を
ふりかってみてください。
 
血液の流れがスマートになると
薬の作用が上がったりすることもあります。
 
今まで採卵ができなかった方が、できた!
となるケースをたくさんみてきたからです。
科学的な働きはわかりませんが、実際に起きていることです。
 
血液の流れは、良い方が細胞も活性化に働くことは、理解されていることです。
 
採卵ができる、できないということが心配されることでしょう。
卵子の質も意識して、採卵日を向かえてみてはどうでしょうか。
 
日々実行しやすいことをご紹介しました。
運動はちょっとした時にできる方法なので
実践してみてください。
 
生理痛が重い時は、軽くなって体調が回復したら
行ってくださいね。
 
授かりたいのに授かれないご夫婦をゼロにする。 


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採卵の数は多い方が良い?


生殖補助医療(ART)の治療のひとつ
体外受精(IVF)
 
IVFで一番大変なのは
「採卵」です。
 
受診し、服用しながら自己注射をしながら卵子を生育
採卵の少し前の受診、スケジュールが決まり採卵日を向かえる。
 
当日はご主人と病院へ、または精子を持ち込み、
精子に影響ないように出来る限り早く病院へ持参。
 
そして、診察待ち
採卵は痛みを伴うことがある(数が多いと腫れる)
そして受精の段階へ。
 
大まか一通りの流れをみても
いくつもの段階を踏みながら、採卵日を迎えます。
 
経験した方は多くいらっしゃることでしょう。
仕事を休んだり早く終えたりとする場面もあったでしょう。
 
 
こんなに頑張ったんだから、採卵は多く取りたくなるものですよね。
それが自然だと思います。
 
病院の治療方針によりますが、なるべく多く摂ることが推奨されます。
もちろん、AMHの値が低いとか、低刺激の病院は
多く取ることはいたしません。
 
そして、
多く取れた方の妊娠率は上がると一般的には思われています。
確かにその一面はありますが、
そうとも言えないことがあります。
 
強刺激により10〜15個育ち、採卵されたのは10個、
その10個の内容はそれほど良くないことがあるからです。
 
受精卵にグレードをつけたとして
A Aふたつ並べば妊娠率は高いでしょう。
 
しかし、AB、BB、BC、ですとそれぞれに違いが出てしまいます。
 
10個のうち、グレードが良いのが1つだったら、
妊娠率は決して高くはありません。
 
そして、卵巣の負担が大きく卵巣機能が低下する可能性があります。
採卵は卵巣に大きな負担をかけます。
 
そして、移植にも回数制限があるので、10回移植できるわけではありません。
 
回数の中で妊娠することを考えないといけないんです。
自費を覚悟していれば、いいのですが・・・。
 
そのために、大事なことは
「受精卵の質」です。
 
1〜2つの凍結卵の質が良いと、妊娠はスムーズにいくことが多くあります。
一般的にたくさん欲しいと思いがちですが
もう一度、妊娠そして出産を終えられるには、どのようにすれば
希望が叶うのか考えてもいいかもしれませんね。
 
一番良いのは
質が良い受精卵をたくさん凍結できることです。
 
そうすれば低回数の移植で妊娠をする可能性が上がります。
 
採卵日に向け、頑張って、採卵して精子の質が良い
受精卵を凍結できれば、あとは移植だけ。
 
ひとつひとつが大切なプロセスです。
 
採卵の3ヶ月前から、体質を変えることをしてくださいね。
焦らずに、毎日を悔いなく活動、楽しく過ごす
これを続けると結果がついてくることを
当院は経験しています。

 
まとめ
強刺激で多く採卵することは体の負担は大きくなります。
病院の考えはたくさん取れるようであれば、取れるように治療をします。
質の良い受精卵を多く凍結できることが一番望ましい。
 
そして、
妊娠率を上げること、流産をしない体つくり、
病院の治療効果を上げる
 
このことを意識して
毎日の妊活を悔いのないようにしてくださいね。
応援しております!
 
授かりたいのに授かれないご夫婦をゼロにする