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採卵の数は多い方が良い?


生殖補助医療(ART)の治療のひとつ
体外受精(IVF)
 
IVFで一番大変なのは
「採卵」です。
 
受診し、服用しながら自己注射をしながら卵子を生育
採卵の少し前の受診、スケジュールが決まり採卵日を向かえる。
 
当日はご主人と病院へ、または精子を持ち込み、
精子に影響ないように出来る限り早く病院へ持参。
 
そして、診察待ち
採卵は痛みを伴うことがある(数が多いと腫れる)
そして受精の段階へ。
 
大まか一通りの流れをみても
いくつもの段階を踏みながら、採卵日を迎えます。
 
経験した方は多くいらっしゃることでしょう。
仕事を休んだり早く終えたりとする場面もあったでしょう。
 
 
こんなに頑張ったんだから、採卵は多く取りたくなるものですよね。
それが自然だと思います。
 
病院の治療方針によりますが、なるべく多く摂ることが推奨されます。
もちろん、AMHの値が低いとか、低刺激の病院は
多く取ることはいたしません。
 
そして、
多く取れた方の妊娠率は上がると一般的には思われています。
確かにその一面はありますが、
そうとも言えないことがあります。
 
強刺激により10〜15個育ち、採卵されたのは10個、
その10個の内容はそれほど良くないことがあるからです。
 
受精卵にグレードをつけたとして
A Aふたつ並べば妊娠率は高いでしょう。
 
しかし、AB、BB、BC、ですとそれぞれに違いが出てしまいます。
 
10個のうち、グレードが良いのが1つだったら、
妊娠率は決して高くはありません。
 
そして、卵巣の負担が大きく卵巣機能が低下する可能性があります。
採卵は卵巣に大きな負担をかけます。
 
そして、移植にも回数制限があるので、10回移植できるわけではありません。
 
回数の中で妊娠することを考えないといけないんです。
自費を覚悟していれば、いいのですが・・・。
 
そのために、大事なことは
「受精卵の質」です。
 
1〜2つの凍結卵の質が良いと、妊娠はスムーズにいくことが多くあります。
一般的にたくさん欲しいと思いがちですが
もう一度、妊娠そして出産を終えられるには、どのようにすれば
希望が叶うのか考えてもいいかもしれませんね。
 
一番良いのは
質が良い受精卵をたくさん凍結できることです。
 
そうすれば低回数の移植で妊娠をする可能性が上がります。
 
採卵日に向け、頑張って、採卵して精子の質が良い
受精卵を凍結できれば、あとは移植だけ。
 
ひとつひとつが大切なプロセスです。
 
採卵の3ヶ月前から、体質を変えることをしてくださいね。
焦らずに、毎日を悔いなく活動、楽しく過ごす
これを続けると結果がついてくることを
当院は経験しています。

 
まとめ
強刺激で多く採卵することは体の負担は大きくなります。
病院の考えはたくさん取れるようであれば、取れるように治療をします。
質の良い受精卵を多く凍結できることが一番望ましい。
 
そして、
妊娠率を上げること、流産をしない体つくり、
病院の治療効果を上げる
 
このことを意識して
毎日の妊活を悔いのないようにしてくださいね。
応援しております!
 
授かりたいのに授かれないご夫婦をゼロにする 


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