お知らせ & 妊活ブログ
38歳 採卵できない
4年間病院へ通い、来院された方
これまで
採卵は8回、一度も凍結できないでいました。
採卵は1つの時もあれば、3つの時も
ひとつも取れない時もありました。
変性卵や、成熟しないこともよくあり
このままでは・・・
何かしないといけないと思い
当院へいらっしゃいました。
採卵までの経過は
生理3日目のE2の値は34pg/ml
基準範囲
9日目のE2の値は172pg/ml
12日目のE2の値は198pg/ml
この数値から卵胞の発育をみたときに
生理直後の卵胞は順調に育つようにみられます
後半になると卵胞の成長にブレーキがかかり出している
のが想定できます。
そして、採卵前日
卵胞の状態は大きくなっていません。
採血はしない期間ですので大きさで判断する時期です。
患者さんの特徴は
生理日8日目あたりから卵胞の成長がスムーズでないケースになります。
体質によって、卵胞の発育の仕方が違うことをご存知でしょうか。
前半は順調だけど後半に育たなくなる
前半をゆっくりだけど、後半一気に成長する
排卵までの卵子の成長がゆっくり
それぞれ卵胞の成長の仕方が違います。
患者さんはこれまで、自分の卵胞の発育状況を
知りませんでした。
検査数値の用紙をもらわずに、口頭だけで
それも良い、よくない、と言われるだけでした。
良いと言われると、安心するし、いいならいいかと
思われるでしょう。
しかし、良いとしても何が良いのか
大切なことは、良いと言われ採卵までの過程を
知ることです。
4年間、自分の卵胞の成長するホルモン値や大きさを知らないで受けていました。
口頭で聞いていたのでメモは取っていましたが
それが卵胞の成長と関係する考えはありませんでした。
これからは病院へ言って用紙をもらうようにしてもらいました。
鍼灸を開始して2ヶ月目、ホルモン値の変化が見られ、生理後の後半
の卵胞の成長が順調にいく値がでていました。
そして、1つ凍結
グレードは4BB
それから移植に向けて鍼灸治療9ヶ月目
身体の変化が見え始め、本人も移植したいと希望があり、
仕事も忙しい時期ではないので、移植に踏み切りました。
そして、妊娠反応
移植までの期間については詳細にお伝えできませんが
卵子の質と精子の質を上げるため
とにかく、やれることをやっていただきました。
まとめ
38歳ですのでゆっくりはしていられません。でも焦ってはいけません。
ここまで苦労された方ですし、採卵ばかりしていると
卵巣機能も低下してしまいます。
できる限り採卵の回数は少なく、
元気な受精卵をつくることを一緒に共有しながら活動しました。
卵胞の成長は個人個人違います。
生理から排卵までの卵子の成長過程は知らないで
採卵している方は、検査用紙をもらうまたは数値を聞いてくださいね。
病院の良いところは検査が数値でわかることです。
数値がすべて卵胞の発育と関係するわけではありませんが
採卵できない理由がわかる可能性はあります。
あなたの卵胞発育の特徴を知ってくださいね。
授かりたいのに授かれない人をゼロにする