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FSH を下げる経穴


生理直後の採血検査にある
FSH (卵胞刺激ホルモン)
 
下垂体前葉の性線刺激ホルモン産生細胞。
 
作用は
・卵胞の成熟を促す
・LHと協調して卵胞ホルモンの生成と分泌
・男性では精子形成
 
基準値は生理直後:3〜10mIU/mL
10以上の場合は、E2の値も比較しながら
病院ではホルモン調整の処方です。
 
FSHが高いのはどういうことかというと
卵胞の育ちが良くない状況です。
 

このFSHの値が上がるのは
 
卵胞に大きくな〜れ、大きくな〜れと
指示を出しているだからです。
そうしないと、生理周期という本来の人間の作用に
影響してしまうからです。
 
同様に卵胞の質にもあまり良くない影響となるケースがあります。

 
FSHを下げる方法
病院では主に投薬です。作用はいっときの場合があり
服用しない周期は再びFSHが上がることもあります。
 
卵巣機能が低下していれば、以前と同じように卵胞を育てることは難しいですが
ある程度安定した変化の少ない体質に変わる可能性はあるでしょう。
 
もともと、卵巣機能が高い方で、生活習慣により低下した方は
改善しやすい傾向にあります。
 
今回は生活習慣ではなく、経穴作用から改善をご紹介しますね。
当院も治療に使用している経穴です。
 
鍼灸治療の作用
FSHが高くなった理由は卵胞の発育です。
エストロゲン作用を卵胞の働きを促すための血流と反応をあげる。
FSHを下げる作用
自律神経を調整
 
 
経穴の場所
 
三陰交:内くるぶしから指3本上
太谿:内くるぶしから指1本分下アキレス腱側のくぼみ
合谷:手の親指と人差し指の間のふくらみ
太白:足の親指内側から母指球に向かい膨らみの先のへこみ
 
この4つをセットで行うことで
補腎活血行気、整ホルモン、卵胞補成の作用があります。
 
ひとつでは違う効果になりますので、必ずこの4つを刺激します。
 
刺激は本来、鍼が効果的ですが
自宅でできる方法は
指で押圧します。
 
3〜5秒押圧、5秒休みを10回
一日1〜3セット
 
強く押圧すると経穴の反応が下がるので
心地よい強さにしてください。
 
期間は3ヶ月間以上、行ってください。
根気よく続けることで体質に変化に現れる作用です。
人間の身体の自然な働きに順次ています。
 
卵胞の質は妊娠率に、直接関係します。
生理直後から卵胞に成長が見られないと、
排卵のLHサージが起こりづらくなります。
 
さらに内膜の成長にも影響があります。
 
生理の始まりはとっても大切な時期です。
生理初期から働きが整い、スムーズに成長することで
卵胞の質に良い大きなきっかけになります。
 
 
まとめ
病院の検査の数値を理解しましょう。
今回のFSHは卵胞の発育の検査になります。
高い数値ですと卵胞の成長が順調でないことが想像できます。
その時にE2の値も比較します。
 
病院の服薬で一時的に下げることがありますが、卵胞の質は別です。
経穴の刺激はご本人の体の生理作用を活発にして
卵胞の働きを促します。卵胞の質に作用します。
 
どちらが正しいということではなく、病院と鍼灸はアプローチが異なります。
あなたにあった方法は必ずあると理解してくださいね。
 
個人差はありますが、病院の治療だけで妊娠する方もいらっしゃいます。
 
大切なことは、自分の身体を知って
どうしたらよくなるのか
どうしたら妊娠できるのかを
知恵と行動することです。
 
そのために、検査の数値は把握しておきましょう。
当治療院は数値の意味とこれから改善する方法を
アドバイスやをしたり、適した方法を一緒に考えています。
 
 
「授かりたいのに授かれない人をゼロにする」 


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