お知らせ & 妊活ブログ
FSHからわかる不妊の原因
不妊病院で最初の検査項目にあるFSH.
FSH=卵胞刺激ホルモン
この項目が高い方がいます。
検査をしないとわからないので、
結果が出た時に驚かれる方も少なくありません。
基準値:基準値は生理直後:3〜10mIU/mL
生理後、1週間から10日後に再度検査。
結果は50mIU/m
このように高い値になっていることがあります。
そして、FSHを下げましょう。
下がらないと採卵するための服用ができません、とか
採卵できませんとなることがあります。
病院によってはFSHを直接下げる効果があるとしている薬を処方します。
効果はその時により異なります。
下がる時もあれば、変わらない場合もある
個人差もあります、
効果が上がる人とそうでない人がいます。
FSHの値が高いのでFSH自体が悪いと
思いがちですがそれは勘違いです。
当院の患者さんもそうでした。
FSHはどうしたら下りますかと聞かれます。
FSHが高いから、採卵ができないんです・・。
本当は、
FSHはありがたいことを教えてくれています。
値は基準値が良いのですが、高いということは
何か身体の中でよくないことが起きている表れですよね。
FSHを下げよう下げようとしまうので、
他のホルモンのことを忘れてしまっていませんか。
それは
FSHが高いということは卵子が育っていないからです。
予定通りに成長している卵子なら、FSHの値は高くなりません。
卵子が成長していないことを、教えてくれるのがFSHです。
だから、卵胞刺激ホルモンの名称なんです。
改善には
FSHを下げるのではなく、卵子の成長をよくすることで
FSHが変わることがあります。
卵巣、卵子の働きを良くするんです。
このようなケースが多くあります。
女性ホルモンの量は基準値ですが、FSHが高い時。
これは、ホルモンの働きがなまけていることになります。
ホルモンの量は適度に足りているけど
卵子の働きが活発ではない
いわゆるホルモンの反応の感度が低く
なっている可能性があります。
卵子は成長しないけど、だんだんと排卵日予定日に近づいてしまう。
こんなゆっくりしていると排卵できない
妊娠もできない(人間の生存本能)
と判断し、FSHをたくさん生成し放出するわけです。
反応する卵子は素直に大きくなります。排卵に間にあうかもしれません。
だけど反応しない卵子は相変わらずゆっくり成長
もしくは変わらないことがあります。
採卵しても成熟卵でなかったり、採卵できる大きさにならない
ことも。
毎周期、卵子の成長に影響ある人は、身体がそれを覚えています。
なので、FSHが上がりやすい傾向の体質になっているかもしれません。
例えば他に
年齢が高いと卵子の質が低下するのでFSHが高くなる
生理周期が一定でない
内膜症や筋腫、腫瘍などある方は
上がりやすい傾向です。
身体は人それぞれ違うので、必ずFSHが高くなるというわけではありません。
数回検査の経過を見ながら判断すると良いです。
FSHが高いという方は
卵子の成長を良くすることをしてください。
FSHはそれに準じて変化します。
タイミングをとり半年間、妊娠しない場合は
病院で検査を受けてくださいね。
検査でしかわからないことがあります。
検査結果の数値にとらわれることなく
検査結果の意味を知ってください。
そこを知ると、希望が叶うとっても大切なところになります。
毎日の妊活をおふたりで乗り越え、新たな家族の生活を楽しんでくださいね!