お知らせ & 妊活ブログ
体外受精からタイミングへ
保険適応になり
体外受精に取り組むご夫婦が増えました。
件数が増えたけど妊娠率はというと
あまり変わっていません。
20代〜30代前半の方は確かに上がっていますが
それ以上の年齢の方に関しては変わりありません。
体外受精を受けることは必要でしょうか?
必要な方と必要でない方がいます。
当院の患者さんは、体外受精からタイミング法に変えて妊娠したご夫婦が
いらっしゃいます。
妊活の期間は2年5ヶ月後に当院へ来られました。
その時はすでに凍結卵を1個ありました。
着床しないので、体質を変えたいと希望。
そして、6ヶ月目
移植を受けました。
結果は、HCGの値、20mlU/ml。
着床した形跡はあるとして様子を見ることに
次の週の値に変化はありませんでした。
初めて着床だったので、とても残念でなりません。
ご夫婦の落ち込みは大きかったです。
ご夫婦は休みたいと言われ、
今ここでタイミング法にしたら
無理ですかと聞かれました。
生理周期の2層はあります、卵胞は発育して
排卵時期はそれほど変わりはないので、
わたしはタイミン方でも可能性は十分にあるとしました。
必要なことは、卵胞の質と精子の質を上げることを
しましょうとしました。
それからタイミングは毎月、1回は取り
7ヶ月目、生理が遅れているので
検査したところ、陽性反応がありました。
おふたりは信じられないという表情!
そう思われるのは当然です。
病院へ2年5ヶ月通い
ステップアップをしても反応がなかったことが
タイミング法で授かるのだから
それはびっくりでしょうね。
妊娠は時にして、想像していなかったことが起こります。
でもそれは、諸条件が整えばという前提です。
基礎的なところの働きが行われれば
妊娠は当たり前のことなんです。
その当たり前のことができなかったり、知らなかったりでいると
体の作用が変わらずに反応が起こらないんです。
一般的にはステップアップと言われている体外受精はそうではない時があります。
ステップアップと言われると体外受精をすればなんとかなると思ってしまいます。
本人に合っていれば、それはステップアップになりますが
合っていなければ体外受精でもステップアップどころか
ステップダウンになる時があります。
そうして時間が経過すると、体外受精でないと妊娠しないと思い込んでしまいます。
医学的に問題なく、生活習慣を整えば妊娠はするものです。
体外受精が良くないということではありません。
本人に本当に必要な治療は何か
それが大切なことです。
それには
基礎体温をつけ、自分の生理周期を知りましょう。
お二人で妊活のことを話して、協力し合えるようにしてください。
睡眠の質も大事です。
必要であれば病院の治療を受けてくださいね。
本質的なところを変えることで妊娠は
叶うものです。
このお二人は、着床後も治療を続け、無事に出産も終えられました。
良かったですね!
授かりたいのに授かれない人をゼロにする