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妊活における鍼灸の頻度はどれくらいが理想?効果的な通い方を解説

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【目次】
鍼灸が妊活に効果的な理由
妊活中の鍼灸の理想的な頻度とは?
鍼灸に通う期間の目安
鍼灸と併せて意識したいポイント
まとめ

1. 鍼灸が妊活に効果的な理由

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妊活を進める中で原因を見つけることは必要です。
病院の検査では基準値で問題ないとされますが、原因はあります。

検査でわかることはホルモンの量や卵胞の成長の大きさなどのような数値でのことです。
妊活に数値は大事ですが、同じくらい身体の機能も大事です。
数値が基準値内でも機能の働きが低下していると卵子や子宮に影響を与えています。

ほとんどの場合、そこに気づかずに時間が過ぎてしまっています。
その原因を改善する方法で適しているのが「鍼灸」です。

最近は「鍼灸」を取り入れる方が増えています。鍼灸は、血流促進やホルモンバランスの調整、自律神経の安定化などを通じて、妊娠しやすい身体づくりを得意としている施術です。
しかし、原因を改善し効果を得るためには適切な頻度で通うことが重要です。

鍼灸は、古くから東洋医学で用いられてきた実績ある療法であり、西洋医学とは異なるアプローチで健康を促進します。

特に妊活においては、以下のような効果が期待できます。
  • - 血流の促進:卵巣や子宮へ多くの血流を促し、機能を上げ、排卵や受精、着床を助ける。
  • - ホルモンバランスの調整:自律神経を整え、ホルモン分泌を正常化し、本来のホルモン作用通りに卵子の成長や子宮内膜の質を上げます。
  • - ストレス軽減:精神的な安定と睡眠の質向上をもたらし、妊活に伴うストレスを和らげ、一喜一憂しない心のバランスが整います。
  • - 冷え性の改善:体温を上げると血液の流れも促進されます。卵子や子宮、その他の部位にも栄養と酸素が行き渡り、妊娠しやすい体質へと変化していきます

2. 妊活中の鍼灸の理想的な頻度とは?

(1) 一般的な推奨頻度


妊活における鍼灸の頻度は、個人の体質や年齢、血液検査結果や妊活の状況によって異なりますが、一般的には週1〜2回の施術を3〜6ヶ月間継続することが推奨されています。

妊娠体質にするためには、一夜にして妊娠する力になることより、原因を取り除きながら、妊娠、流産しない体質にすることが大切です。

(2) 妊活のステージ別頻度の目安

  • - 妊活を始めたばかりの方:週1回の施術で体質改善を促し基礎体温を安定的にする
  • - 排卵前後のケアを重視したい方:卵胞の成長が予定通りであれば週1回、予定より3日以上前後の場合は排卵予定日から3日前に施術、排卵後は1週間以内に施術。週に1〜2回の施術になります。
  • - 体外受精(IVF)・人工授精(IUI)を検討中の方:凍結卵がある場合は移植前後または着床日に合わせて週2回の施術。凍結卵がない場合は週1回の施術。
  • ・人工授精の場合は排卵予定日前後どちらか1回施術。
  • - ストレス・冷え性が気になる方:週1回を継続しながら日常で体調を整える。冷え性で霜焼けになる方は3〜6ヶ月間は週2回の施術。

3. 鍼灸に通う期間の目安

鍼灸による体質改善には個人差がありますが、一定の時間をかけることで卵巣の働きが回復したり生理痛(PMS)が軽くなるので、最低でも3ヶ月は継続することが理想的です。

これは、卵子の成長サイクル(約90〜120日)に合わせて体の環境を整えるためです。

(1) 短期間(1〜2ヶ月)の場合

  • - 生理周期の安定に伴う卵胞の成長やストレス軽減の効果が期待できる
  • - 排卵期や移植前後のサポートに適している
  • -いっときの卵巣への血流量が増える
  • -卵胞の質向上には効果が低いです。


(2) 中長期(3〜6ヶ月)の場合

  • - 体質改善を促し、卵子と内膜の成長と重い生理痛の軽減によって妊娠しやすい体づくりをサポート
  • - ホルモンバランスの安定と子宮環境の向上、不正出血や生理の量やかたまりの軽減に期待ができる。

(3) 長期(6ヶ月以上)の場合

  • - 体調を整えながら、妊娠が実現される身体の働きを継続的に可能
  • - 妊娠しやすいライフスタイルの確立につながる
  • -夫婦の妊活の関わり方が一層協力的になる
  • -流産しない身体つくりと、出産が安全に無事に終えられる子宮と骨格の調整
・卵子の質向上が望める(生理痛が思い方や基礎体温が不安定、排卵が不規則の方)

4. 鍼灸と併せて意識したいポイント


鍼灸の効果を最大限に活かすためには、日常生活での工夫も重要です。

  • - 適度な運動:血流を促し、冷えを改善、新陳代謝の向上
  • - バランスの取れた食事:鉄成分の摂取で血流改善、身体を温める食材(生姜、根菜類)を積極的に摂取することで冷えていた部分や卵巣の働きが活発になる
  • - 質の良い睡眠:ホルモン分泌と作用が正常化され、予定通りの排卵、生理期を迎えられる
  • - ストレス管理:リラックスする時間を作る(ヨガ・瞑想など)、やりたいことを定期的に行う。心地よい運動も効果あります。
  • -夫婦の時間:仕事や妊活だけの生活にならずに、楽しく過ごす時間を設ける。
  •  
さらに、施術の前後において、以下の点に注意するとより高い効果が得られます。

  • - 施術前の水分補給:体内の巡りを良くするために、水を多めに飲む。暑い日は水、身体が冷えていたら白湯がおすすめ。
  • - 施術中の安静:施術中は何も考えずにリラックスします。自律神経の副交感神経を優位にすることでセロトニンやドーパミンなどの分泌を促し、精神の安定を図れます。
  • 安定はホルモン作用が上がります。楽しくリラックスした時間を確保する。
  • - カフェインの摂取タイミング:交感神経を刺激しすぎないようにするために、空腹、就寝前、眠気覚ましの使用、一日4杯以上、は注意。食後の一杯は消化器の働きを活発にしたり、香りによるリラックスも望めます。

5. まとめ

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妊活における鍼灸の頻度は、週1〜2回を3〜6ヶ月継続することが理想的とされています。

自身の妊活の状況や体調に合わせて効果がある施術頻度に調整し、病院の治療と相乗効果が望める鍼灸を取り入れましょう。
また、生活習慣の見直しと妊活への考え方や取り組み方などをふたりの生活リズムに合わせることで、さらに妊娠しやすい体づくりをサポートできます。

ゴールは妊娠ではなく赤ちゃんをお腹の中で育て、母子ともども安全に出産を終えられることです。出産も大事な身体を整える必要なことです。

鍼灸を通じて、負担の少ない妊活と出産、より良い子育てライフを目指しましょう!

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「授かりたいのに授かれない人をゼロにする」

執筆者プロフィール

蓮田メディカル針灸治療院 代表生沼英幸

1964年東京で生まれる。
浦和に30数年住み、現在は蓮田に20年以上になります。

- 鍼灸マッサージ師資格取得
- 中国上海中医薬大学にて鍼灸を研修
- オリンピック委員会強化スタッフトレーナー
- ハートメンタルアカデミー代表

国家資格の免許取得
- 鍼師免許
- 灸師免許
- あん摩マッサージ指圧師免許
活動・その他
- 「こころの学び」養成クラス
・アスリートメンタルサポート
- 小学生〜大学生のメンタルトレーナー
・お子さんがスポーツ選手の子育てコーチング
- 日本体育協会公認アスレティックトレーナー

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